2月6日(月)

 スーパーで景気づけに買った苺が、甘かったのでうれしい。

 「とちあいか」という品種。POPに"甘味がつよく、酸味がすくない"と書いてあったのを(信じてるよ)と思って買ったら、そのとおりだった。信じてよかった。

 なぜ景気づけという気持ちになったのかというと、明日から週末まで子にお弁当をつくらなければならなくなったからだ。

 しかし、それはただの自分の早とちりで、通常どおりでよかったということが、帰宅後に分かった。

 そのときスーパーでは、お弁当に使えそうなもの、野菜などをざくざく買っていた。
 いつもは酸っぱいのばかり買ってしまうミニトマトも、今日はなんだか甘く感じた。

 よかったなぁ……とほっとしたものの(とはいえ、いつそうなるかは、明日はわが身なのだ)、身体から明日への気概みたいなものが、ずっと抜けないままだった。

 永井玲衣『水中の哲学者たち』(晶文社)を読みはじめる。

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